ゾウの時間 ネズミの時間—サイズの生物学 (本川 達雄/中央公論新社)

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タイトルに対する興味のままに買ったが期待はずれ。というか、数式がたくさん出てきてわたしには理解不能である。

ぼくの頭の中は数式を理解する作りにはなっていないんだ。もうちょっと、優しくしてほしい。限界でも割り算程度にしていただきたい。

以下、本書より引用。

寿命を心臓の鼓動時間で割ってみよう。そうすると、哺乳類ではどの動物でも、一生の間に心臓は20億回打つという計算になる。
寿命を呼吸する時間で割れば、一生の間に約5億回、息をスーハーと繰り返すと計算できる。
物理的時間で測れば、ゾウはネズミよりも、ずっと長生きである。ネズミは数年しか生きないが、ゾウは100年近い寿命をもつ。しかし、もし心臓の拍動を時計として考えるならば、ゾウもネズミもまったく同じ長さだけ生きていぬことになるだろう。小さい動物では、体内で起こるよろずの現象のテンポが速いのだから、物理的な寿命が短いといったって、一生を生き切った感覚は、存外ゾウもネズミも変わらないのではないか。

生物界には車輪がない。身の回りにある道具類は、よく調べてみると、その原理は生物がとうの昔に発明していたものばかりの中で、車輪は例外的に、人類独自の偉大な発明なんだ、と学生時代に習って、なるほどと関心した記憶がある。

引用終わり。

車輪という仕組みこそ人類の最たる発明だったのか、と思う。

そう考えると、「車の両輪のように」なんていう比喩は、まさに人間の叡智の最たるものということか、って全然違うような気もするが。

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