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これも、もう一回小説書いてやるぞ! と思って広島での暗黒生活の時分に買った小説の書き方、いわゆるハウツー本。
というわけで、いまはそれほど執筆意欲が無いので長らく放置していたが、読む本が無くなったので読んでみた。
ら、思いがけず、小説の書き方に限らない良書で、万人におすすめできる本であった。良い本!
以下、本書より引用。
椹木は『シュミレーショニズム』の「あとがき」に、次のように書いている。
浅田彰がかつて『逃走論』において「逃げろ」と書いたように、僕は本書において「盗め」と書こう。世界はそれを手当たり次第にサンプリングし、ずたずたにカットアップし、飽くことなくリミックスするために転がっている素材のようなものだ。
引用終わり。
言うまでもなく、有名な椹木野衣の出世作からの引用である。
とはいえ、ぼくはその本を読んではいないのだが、言っていることは、今でもまだまだ通用するよなあと思う。ラウシェンバーグのコンバインペインティングあたりから、梅沢和木に至るまで、まだまだ目下消化中という感じがする。
シュミレーショニズムの次を教えてほしい。って、それを創るのが芸術家だろ。