近代絵画史 ゴヤからモンドリアンまで (下) (高階 秀爾/中央公論新社)

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やはりカウントするのはずるい気がしているが、カウントしてしまう、下巻。

まあ、デュシャンに始まる現代アートに連なる近代という時代が、ひととおりわかる本であった。読んで決して損はない。

以下本書より引用。

「伝統は美しい。しかし美しいのは伝統を創ることであって、伝統に生きることではない」というマルクの言葉は~中略~

ブラックが、「感覚はデフォルメ(歪形)し、精神はフォルメ「形成」する」と言った~中略~

パリは、鋭敏で意欲的な若者たちを惹きつけるだけの芸術的な刺激に欠けてはいなかった。審査制度も賞もなく、文字どおり誰でも自由に出品できるというサロン・デ・ザンデパンダンのような展覧会を持っていたのは、当時の世界においてはパリだけであったし、フォーヴィスムやキュビスムのような大胆な実験がつぎつぎと展開されていったのも、パリにおいてであった。

引用終わり。

これを読み終わったのは今日のお昼。すっかり秋めいてきましたが、しかしまだまだ暑い。早く寒くなってほしい。

今年もあと3ヶ月とちょっと。電車に乗らなくなったので、今年は100冊読めるかどうかと案じていたが、二宮金次郎スタイルと孤独(居酒屋or自宅でひとり飲みしながら本を読む)のおかげで、どうにか前年に続き100冊を超えられるのではないかという感じであります。

11月になって東京に引っ越したら、ぼくはまた日々電車に、小田急線ではなく南武線と中央線に乗って、行き返りの読書に励みたいと思います。電車最高!

そしてもっと知識を詰め込んで、もっと記憶して(最近物忘れが激しい)、少なくとも知識の上では素人とは呼ばれない美術家に、そんな人にわたしはなりたい。