アイ ラブ アート—現代美術の旗手12人 (和多利 志津子/日本放送出版協会)

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あー、あのワタリウム美術館の人か、ということで、さぞかし興味深い話が書かれているものと思ったが、まったく残念な内容であった。

てめえの人生の徒然日記かい、という感じで、要所要所が三文小説っぽく、他人に共感を与えない変に詩的な、自分に酔ったような書き方で、あー、はいはい、いろいろすごいアーティストに出会って一緒に仕事してきたんだね、あーそうですか、よかったですね、という感じ。

いや、すいません。暴言吐きまくりだが、この本に関しては、まったくそれが正直な感想なのでしょうがない。

下記引用。

ジョン・ケージの言葉

「やりたいことが、いっぱいあるのに、残された時間が足りないと感じている。だから、私は忙しい」

アレン・ギンズバーグの言葉

私が育った時代には、政府の下す決定とは避け難いもの、権威あるもの、究極的なものであり、決して誤ることのない、ロボットの長老みたいなものが決めるぐらいに完璧な域に達しているという、誇大広告(誇張された信条や信頼)が存在しました。

ところが実際には、生理中のお役人の奥さんが朝、亭主にガミガミ言ったため、そのお役人は腹いせに、ある兵士を戦場に送り、弾丸を食らわせることにする、といった具合に決定は下されます。とても主観的で、どこの家族の状況とも似通っているのです。こういった心理が日本にもあるのかどうか、それとも純粋に西洋的なものかどうかはわかりませんが。

引用終わり。

アレン・ギンズバーグのくだりは、ちょっと興味深かった。この本を読んでよかったのは、ここくらいのもの。とりあえず、みなさんはこの本を買う必要なし。