セメント樽の中の手紙 (葉山 嘉樹/KADOKAWA) 2014.07.15 by 新宅 睦仁 (現代美術家/WEBデザイナー) 購入価格:760円評価: この記事は約0分20秒で読めます昔、といっても私が生まれた1980ごろだが、本書のタイトルの作品は教科書に載っていたらしい。ひどく短い文章だが、確かに優れた文章だと思う。走れメロスよりも、よほど感じるところがあるのではなかろうか、なんて、比較対象でもないが。蟹工船を読んだ時も思ったが、ほんとうにこんな時代があったのだろうか。どうにもフィクションくさく感じてしまうのは、現代が良い時代なのだという証左でもあるのか、どうか。