現代アートの巨匠 (美術手帖編集部/美術出版社)

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というわけで、今年も100冊以上の読書達成です! おめでとう自分! すばらしいです! 誰かお金をください!

さて、めずらしく新品で買った本。たまには新品で買って、最新の情報に触れるのも大事だよね。ほんと。まあ、ほんとにたまにだけどね。お金ないし。

以下本書より引用。

私は、芸術は記録することだと信じている。そしてそれは伝えることだとも思っている。そこから考えると、抽象画には伝えるものがなく、あるのはただ、画家の感性とわずかばかりの感覚だけだな。いかなる葛藤もそこにはないんだ。
(ベーコンの言葉)

ポルケのこのマイナー性は、彼の作品の本質が写真というかたちではまったく伝わらないからである。写真写りが悪いというより、本質的に写真を拒否している。写真とは、ものの大きさや物質感を捨象し、画面全体を視覚のピラミッドの底面に収めて、一点から全体を見渡した画像に変換する暴力的な単純化にほかならない。
(ジグマール・ポルケについての考察)

引用終わり。

「一点から全体を見渡した画像に変換する暴力的な単純化」という指摘は、なるほど卓見であると思う。絵画を撮影し、それの図版が世に流布するとはどういうことであるか、この指摘によって、おおよそすべての利点、または問題点を網羅できるような気がする。