愛はなぜ終わるのか—結婚・不倫・離婚の自然史 (ヘレン・E・フィッシャー 著, 吉田 利子 訳/草思社)

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これもまたツイッターからのアマゾン経由で購入した本。おそらく一ヶ月超は食事のお供とした本である。

内容はタイトルの通りで、ぼくがどうこう言及することでもない気がする。というかノーコメント。愛はなぜ終わるのか、って、まあ、ほんとそう思う。

くっついたり離れたり、ほんとう、人間というやつはめんどうくさい生き物だと思う。

以下、本書より引用。

性的な行為を期待して食事を提供するという以上に、ひろく見られる求愛の手管はほかにない。

エマーソンも「愛は求めているときにもっとも強く、友情は手に入れたときにもっとも強い」と言っている。

スタンダールがいみじくも語っているとおり、「愛は熱病のようなもので、意志とはかかわりなく来ては去る」のだ。

高まった恋の情熱がさめ、パートナーどうしをかたく結びつける愛着が始まるまでにふつう二年かかる。〜中略〜離別のプロセスは全部で二年から四年、「平均すると二年よりも四年に近い期間」がかかる〜中略〜わたしたちは一対一の絆を四年維持する傾向があるばかりでなく、関係を断ち切るのにもまた四年かかるらしい。

鋤。人類史上、女性と男性のあいだをこれほどまでに崩壊させ、ひとの性と愛のパターンに多くの変化をもたらした道具はほかにない。〜中略〜鍬で畑を耕している文化圏では、女性が農耕作業の大半をこなし、同時に社会で相対的にかなりの力をもっている。だが、そうとうの腕力を必要とする鋤が使われるようになって、農業作業の大半は男性の仕事になった。しかも、女性は独立した採集者、食事供給の担い手という古代の名誉ある役割を失った。鋤が生産に不可欠な道具となってまもなく、農耕民族のあいだに性の二重基準が生じた。女性は男性よりも劣る存在とみなされるようになったのだ。

引用終わり。

ほんとうはもっと、もっともっともっと、付箋を貼りドッグイヤーをした箇所があったのだが、きりがないのでこれくらいにしておく。

それにしても人間ってやつは、くそったれ。くそったれなんだけど、最高だよ、I LOVE YOU! なんて、矢沢栄吉か誰かのようなことを思う今日このごろである。

とりあえず、ほんとうに良書だと思うので、騙されたとでも思ってぜひともご一読をおすすめしたい。

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