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Amazonが解体する日
Amazonはたくさんの店を寄せ集めた超巨大ショッピングモールである。そのため、顧客にそれぞれの店の個性が伝わりにくい。結果、人はざっくりと「Amazonで買った」などと言う。
最近ではInstagram発のブランドがたくさん生まれています。SNSという個人利用の媒体から多くのブランドが出ているということは、「どこで買うか」ではなく「誰から買うか」が意識されているということです。
とにかく安く、早く手に入ればいいという時代ではないのだと思う。たとえば、日本全国どこにでもあるチェーン店よりも、地元で長く細く続けているような店にお金を落としたいと思うのは、私だけではないはずだ。
2020年10月現在、ShopifyとYouTube間での提携の話が進んでいるようです。もし実用化されたら、間違いなく一大ムーブメントとなるでしょう。ShopifyがYouTubeと提携した場合、YouTubeチャンネルからの直販などができるようになると思われます。また、Googleとしても提携した以上、検索上位にShopifyのサイトが上がりやすくなるなど、SEO上でもShopify優位になる可能性も考えられます。本書がこの大きな流れに乗るきっかけになれば幸いです。
個々の店が存分にキャラクターを発揮できるShopifyで作られたECサイトがSEO的にも評価され、十分なユーザーに閲覧されるようになれば、Amazon一強の現状も変わってくるはずだ。
Shopifyの可能性
Shopifyの有用性は、WEB開発の知識がない人にこそある。開発する側としては、今まで苦労して組み込んでいた機能がアプリひとつで簡単に実装できてしまうとなれば、プロのWEBデザイナーやコーダー、フロントエンドエンジニアの役割が変わってゆくのではないだろうか。
Shopifyには、他のECプラットフォームや同様のサービスとは大きく異なるのは、Shopifyのアプリストアです。既存の機能に加えて、WEB集客(PV)、購入率(CVR)、顧客生涯価値(LTV) などを改善するための機能が充実しており、無料でダウンロードして使用することができます。それ以外にも、様々なデータを解析できるようなアプリもあるため、マーケティング戦略が立てやすく、運用のしやすいプラットフォームと言えるでしょう。
よほどマニアックなことをしようとするのでない限り、2000以上もあるShopifyアプリで十分に対応可能である。もちろん、アプリの入れ過ぎがWEBサイトの読み込み速度をはじめ、パフォーマンスに悪影響を及ぼすのは実機のスマホやタブレットと同じである。
開発者に必要なリソース
本書一冊でShopifyを概観できるのは間違いない。しかし、開発者にとっては必要不可欠な情報が欠けている。特に、Shopifyの基本構成のテンプレート言語であるLiquidの概要くらいは把握しておきたいところである。
Liquidはほかのテンプレート言語同様、HTMLファイルとデータの橋渡しをします。わたしたちの文脈ではデータはShopifyストアのものになります。これは使いやすく読みやすい構文によって、テンプレート中の変数へアクセスできることで実現されます。
引用元: https://www.shopify.jp/blog/partner-shopify-template-language-liquid-overview
2020年11月30日現在、Shopifyの日本語バージョンはBeta版となっている。そのため、上記のページ内容もやや不自然ではあるが、理解するには問題ないレベルである。読み込めば十分に開発可能だとは思うが、日本語でのShopify開発の専門書の登場にも期待したい。
SHINTAKU。はShopifyパートナーです。Shopifyを活用したECサイトの構築や運用など、お気軽にご相談ください。
参照: Shopifyパートナー登録のお知らせ