はじめての越境EC・海外Webマーケティング (徳田 祐希/WAVE出版)

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越境ECサイト構築の相談があったため、少しでもマトモなアドバイスをせんがために手にとった。

サイト構築の方法論にとどまらず、日本と海外の文化的な差異、マーケティングや法律関連の領域にまで踏み込んでおり、本当にこれ一冊で越境ECサイトのなんたるかが把握できるのは素晴らしい。

重々肝に銘じておきたいのは、日本で売れている商品をそのまま海外に持っていて売れるほど甘い世界ではないということ。一から商品を作り直すつもりで取り組むべきであろう。

越境ECでよくあるNG例は、「春」や「雅」などのあいまいなテーマでカテゴリを作ってしまうことです。検索ニーズがないのはもちろんのこと、具体的にどんな商品が並んでいるのかイメージが湧かないために回遊もされません。

見落としがちなのが現地での言葉の意味です。たとえば、過去にマツダが発売した車「ラピュタ」は、スペイン語だと「LaPuta=売春婦」という意味がありました。下品な言葉や俗語と似た響きを持っている単語の場合、ブランド名を再考しましょう。事前に現地の人に聞くのが一番ですが、Googleの設定を該当国・言語に変えたうえでキーワード検索や画像検索したり、スラング辞書を調べたりすることでも最低限のチェックは可能です。 (中略) さらには組み合わせにも注意が必要です。たとえば、「オレンジと紫」は、欧米圏ではかぼちゃと夜やお化け(=ハロウィン)を連想させ、メキシコではオレンジ色のマリーゴールドと紫の装飾がされた髑髏(=死者の日)を連想させます。

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出典:Google検索セントラルより(https://developers.google.com/search/docs/advanced/crawling/managing-multi-regional-sites?hl=ja

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