マーケティング/検索エンジンに強くなる Google Search Consoleの教科書 (大本あかね、 菊池崇/マイナビ出版)

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SEO関係の本を読む人の目的は、当然、検索結果での上位表示だろう。しかし、この手の本は2、3冊も読めば十分だと思う。

SEOの秘策・奇策を求めて四苦八苦

勉強熱心な人ほど、この袋小路に陥りやすい。何か裏技があって、それを知れば勝てるようになるという思い込み、幻想である。

タイトルは、長いとサープスで「…」と表示されてしまいます。キチンと正しく表示させるには半角英文字で55文字前後と言われ、日本語は2バイトなので半分の27文字と覚えておきましょう。また、検索エンジンにわかりやすくするには単語を認識させる必要があるため、半角の空文字や「:」「-」「|」を入れることも有効だと言われています。

×「チョコレート特集ページ」
○「チョコレート 特集ページ」「チョコレート:特集ページ」「チョコレート-特集ページ」

しかし、Googleは近年、ものすごい勢いで人間に近づいている。これからもますます人間らしくなり、じきに人間そのもののように振る舞うだろう。

つまり我々は、Googleに対して、生身の人間に接するのと同じようにSEO対策をしなければならないということだ。そうであればこそ、急に仲良くなれるわけもなく、自分のことを誠実に、確実に相手に知らせつつ、少しずつ懇意になる他ない。

そのような態度で接すれば、遅かれ早かれ結果がついてくるのは必然であろう。人間と違って、Googleは選り好みもひいきもしないのだから。

検索エンジン対策のテクニックは礼儀作法

いかに自分が素晴らしいかをGoogleに知ってもらい、認めてもらうことがSEOである。

その際、人間同士の付き合いにおけるマナーに当たるものが、以下のようなルールである。

CTRを上げるための説明文は<description>で表示させることができます。〜中略〜商品ページの場合は、価格、発売年、メーカーなど、ページのさまざまな場所に記載された重要な情報を記述することができます。その場合、要素と内容を「;」でひとくくりにして、「,」で区切って記述します。

<meta name="description" content="著者: 大本あかね/菊池 崇, 編集: 角輝紀, 分類: 書籍, 本体価格: 2280 円, ページ数: 256ページ">

むろん、マナーなど知らなくてもコミュニケーションは取れる。しかし知っていれば、何倍もスムーズにことが運ぶのは言うまでもない。

しかし、自分で一から学び実践するのは骨が折れるし、本業で手一杯ということも往々にしてある。そのような場合は、当方のようなWEBのプロに依頼することも検討してほしい。作業工数1時間あたり一律5,000(税抜)で、御社に最適な施策を提案・実施している。(参照: サービスと料金)

WEB技術関連書籍の価値

身も蓋もないことを言えば、本書に掲載されているような情報は、WEB上に網羅されている。ひとつひとつ検索すれば、すべて簡単に知ることができるだろう。

html要素に<html lang="ja" dir="ltr">とすることで、言語(language)が日本語(ja)で、方向(direction)が左から右(left to right)と表示させることができます。

私は今の今まで「ltr」の意味を知らなかった。私はWEBデザイナーとして実務経験10年以上のキャリアがあるが、業務のコアの部分を外れると、驚くほど知る機会も調べる必要性もないものである。

このような知識を網羅的に得られるのが書籍の強みである。それは調べればすべてタダでわかる時代にあってもなお、貴重でかけがえのないものだと思う。

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