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著者の本を拝読するのはSEO対策・超入門2020 【アフターコロナ対応】初心者に必要な基礎知識から……以下省略に続き二冊目なのであるが、こちらも負けずおとらずタイトルが異常に長い。これはわざとで、SEO対策なのだろうかと勘ぐってしまうのだが、どうだろう。
小さなGoogleを目指す
私の記憶が正しければ、著者は「Googleとは、巨大なQ&Aシステムで、Qを入力すると、Aが返ってくる。そしてGoogleは、日夜そのAの精度と質を上げ続けている」のだと書かれていた。
筆者がお客様によく言っているのは、ホームページを「充実したQ&A」にするべき、ということです。 簡単な「Q&A」のコーナーを設けるということではなく、サイト全体を、至れり尽くせりの「Q&A」のように、かゆいところに手が届くようなサイトにするというイメージです。〜中略〜消費者の立場で考えてみてください。ネット上で商品を購入したり、サービス提供を申し込んだりといった決定を下す際には、自分の「Q(疑問)」に対して的確な「A(回答)」が返ってきたサイトで行っているはずです。
そう考えると、WEBサイト/ホームページは、Googleという広大な宇宙の中で、それぞれが星、あるいは小惑星となって協同するというイメージが浮かんでくる。Googleの目的を考えれば、それこそが最適解であろう。
数撃っても当たらない
何万PVだなんだと、とかくアクセス数ばかりが話題になる。しかし、あくまでもそれは一秒も滞在せずに直帰したユーザーも含めた数であって、一番重要なのはどれだけサイトの訪問者の心をつかめたかということである。
「集客」という言葉は、一般に「アクセスを集める」ことを指して使われますが、優先順位としては「サイトの成約率をアップさせる」が先で、「アクセスを集める」が後になります。仮に成約率が0・1%であった場合には、1件の成約を取るのに1000アクセスが必要になりますが、成約率1%のサイトでは100アクセスで済みます。
たとえとしてどうなのかと思うが、想いを告白することを考えてみればわかる。いくら数撃ってもあたるものではないのだ。誰か特定の対象を絞り込み、深くコミットしていかなければ、とうてい「成約」には至らないのである。
もちろん、世の中には安ければいい、使えればいい、もっと、なんでもいいという人もいる。しかし、そういう人は早晩あなたの元を去って二度と戻らない。
そのような相手は御免だというなら、重要なのは相手のQ&Aに答えること。あなたがどういう人で、どういう仕事をしていてということに、すべて的確に答えて納得してもらわなければならない。ミステリアスを気取るのはやめよう。意味不明で即さようならである。
だとすれば、出会いが少ない云々というのは言い訳に過ぎず、意中の人の心をつかめていないこと、それ自体を真剣に考え、憂慮すべきなのではないだろうか。
必要なのは戦略
戦略というと大げさだが、要はある目的を達するためにはどう進めるのがベストかという話でしかない。
料理をしていて、卵がないことに気がつく。いますぐ必要だ。そこでAmazonを使う人はいないだろう。近所のスーパーに行くはずだ。
これはあくまでたとえだが、現実の課題では、そこでAmazonを使うようなことをして、なぜかうまくいかないと首をかしげている人は少なくないのである。
基本的に、それらのSNS等を使い慣れていない場合には、使い始めてもなかなか長続きしません。長く更新されていないアカウントを放置しておくのも訪問者に悪印象を与えます〜中略〜SNSを集客に利用する際に、まず念頭においてほしいこととして、それらの利用はあくまでも「情報発信」であるということです。つまり、SNS等によって、社長が今日食べたスイーツや、社員旅行のレポートなどを主に発信するものではないということです。(戦略の一部としてそのような情報を発信することはあります。)そうではなく、あくまでも基本は、ビジネス上の見込み客に対して有益な情報を発信し、それらの媒体の利用者たちと接点を持つために利用すべきもの
Twitterをやれば、Facebookをやれば、Instagramをやれば、という発想は本当によく聞く。しかし、戦略なきSNSは、単なる独り言で、なんの価値も持たない。
とにかく一番大事なことは、あなたの目的は何か。何がしたいか。どうなったらハッピーか。それをWEBサイトを作るよりもSNSを始めるよりも前に、自分の頭で本気で考えることである。