商品売るならShopify (角間実/フォレスト出版)

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コロナ禍により、リアル店舗の売り上げが激減している。二度目の非常事態宣言が出されている今(2021年1月16日時点)、見通しは極めて暗い。

大手百貨店やスーパーでさえ倒産しようかという状態なのだから、中小規模の商店であればなおのことだろう。

通販を開始するハードルの消滅

今まで、自前でECサイトを用意するには、百万単位の開発費用がかかることも珍しくなかった。

Amazonや楽天といった大手ECモールに出店するにしても、安くない出店料に加え、売り上げに応じて手数料が15%ほどもとられてしまうことを考えれば、利ざやの薄い商売をしている業者は躊躇して当然だろう。

Shopifyを一言で表すと「機能拡張ができるレンタル型の通販カートシステム」です。レンタル型なのに機能拡張が追加できる。この一点により、ネットショップ運営者にあった、さまざまな課題を解決し、「アマゾンキラー」とまで呼ばれるほどに成長しました。

そこでShopifyは月額29USD(約3000円)からで販売手数料も不要。これでもし、運用側に一定程度のWEBの知識があれば、ECサイトの参入障壁は限りなくゼロになったといえる。

特筆すべきメリットは以下の5つである。

  • 低コストでECサイトの運用が始められる
  • 注文・取引件数が無制限
  • 多様な決済手段に対応
  • セキュリティ対策が強い
  • アマゾンや楽天とも連携できる

ECサイトをメイン収益化する

少なくとも今後4、5年は、リアル店舗が以前のような活況を呈することはないだろう。それは新型コロナウイルス感染症のワクチン普及、あるいは集団免疫の獲得の如何に関わらず、一度変わってしまったライフスタイルが元通りになることはあり得ない

コロナ禍により、対面での購入が敬遠され、これまで「インターネットで買うべき商品」を買うための手段であったネット通販が、「とにかく何でもネットで買う」という時代に突入しました。 (中略) 人々の購買行動の常識が大きく変わるなか、「リアル店舗だけの商売」はきわめてリスキーといえます。これからは「オンラインを中心にリアル店舗を設計すること」が求められています。

今後、多くの企業にとってECサイトはメインの販売チャネルとなる。リアル店舗は、実際に商品を手に取ってディテールを確認したり、商品の受け渡しに利用したり、あるいは来店しなければ提供できない特別な体験の場へとシフトする。

とにかくは、リアル店舗だけではまず生き残るのが不可能な時代となるのは、まず間違いのないところである。

直販の時代の到来

宅配フードサービスが流行りだが、店側には手数料が悩みの種である。大手のUber Eatsなどでは、35%もの手数料がかかってしまう。これでは売れれば売れるほど赤字になるというケースも多いのではないだろうか。

(ユーザーの)リテラシーは上がっています。たぶん、そういう人が増えてくると思うんですよ。以前は自社サイトではなかなか集客ができなかったんですけど、「よく考えたらアマゾンで買う必要がないじゃないか」と、ふと気づくんです。今までは流通を担っていた卸さんが飛ばされて、メーカーがアマゾンと直取引になって、そうすると1社抜くから10%の粗利を5%ずつ折半できる。そうなると、今度アマゾン要らないんじゃないかと人はなる。作っている人から直接買えばいいじゃん、決済ができるんだから、と。

Amazonや楽天といった巨大ECモールを、新規顧客のファーストコンタクトの場として活用するのは悪くない手である。しかし、一度お店や商品のファンとなったユーザーは、直販の道を探す。

昨今の賢いユーザーは、手数料の仕組みや販売側の事情を知っており、本気で応援するなら直販が一番だとわかっているのである。

そこで自前で販売できる仕組みがあれば、大手ECモールから脱却した運営が可能なのだ。

BASEやストアーズなど、すでに別のプラットフォームでECサイトを持っている場合でもShopifyに乗り換えることが可能です。旧ストアが対応している場合、専用の移行アプリ(Cart2Cartなど)を使うことで簡単に乗り換えることができます。

すでに他のサービスで走り出しているというECサイト運営者も、Shopifyを再検討してみる価値はあるかもしれない。

SHINTAKU。はShopifyパートナーです。Shopify構築・運用代行サービスについては、サービスと料金をご覧ください。Shopifyを活用したECサイトの構築や運用など、お問い合わせよりお気軽にご相談ください。

記事カテゴリー: WEB