サイトリニューアルの教科書 (近藤 皓 /クロスメディア・パブリッシング(インプレス))

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Webサイトのリニューアルは弊社でも比較的多い案件であるが、その本質的な価値を再考するのに最適な一冊。

重要なのは、ただデザインや雰囲気を変えるだけでは価値がないということ。

現代、コーポレートサイトやECサイト他、すべてのWebサイトは、自ずと企業のアイデンティティに通じる。

サイトリニューアルの機会を、強みや弱み、企業自体の価値を再確認する機会にするべきである。

しかし、そのような意識を持ってリニューアルに臨まれるクライアント様は多くないのが実情である。

そこで弊社はプロとして、単に依頼を受けて作業をして終わりではなく、リニューアルの意味や価値に気づいていただく機会も提供できるよう動いていきたい。

「情報要素に欠けはないか」「コンセプトや意図を逸脱していないか」「導線・ストーリーが崩れていないか」という部分を中心にチェックしてください。仮にレイアウトが当初の設計から変わっていたとしても、約束ごとが守られていれば、そして意図や狙いがより強調されていれば、それこそが「デザインの仕事」なのです。

私たちは、スタート時に見積を提出する際に、「バッファ予算を取ってほしい」というお願いをします。思わぬ機能が増えたり、大幅にコンテンツが増えたりしてしまった場合に備えて、最初から予備予算も含めて社内の稟議を通過させておくと、その分、機能などの面で自由度も上がりますし、夢が膨らんだ場合に、担当者の調整ストレスも軽減されます。

ヘッダー・フッターといった「どのページにも表示される領域」に、とくに目的もなく、慣習的に、考えなしで、何となく検索フィールドを設けることは避けるべきです。理由は、検索はユーザーが特定の情報を探したいと思うタイミングで初めて必要とされるツールだからです。仮に検索フィールドが常に表示されていると、「サイト内のあらゆる情報を検索できる」と思うユーザーもいます。

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