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私自身は現在海外在住であり、これまでの経歴としても海外経験が豊富な方ではあるが、だからといって簡単に越境ECサイトの運営ができるわけでは絶対ない。
まず、ECサイトというものは「バーチャルなお店」と考えるべきだ。そして越境ECサイトは、現地に実際にリアル店舗を開くのと同じことだと考え方がいい。そうすれば、自然とその場所に合わせたローカライズや、現地に住まう人々の特徴や好み、そして文化を知っておくのは当然のことなのだと嫌でも気がつく。
本書は海外に始めて住んだ時のような、カルチャーギャップにも近い知識が網羅されている。これを読めば、少なくとも越境ECサイトを「日本のECサイトの延長線上」として展開するような愚行だけは避けられるはずだ。
特にアメリカでは、商品を購入する際は、クレジットカードでの決済が一般的です。しかし、自国以外の海外サイトで商品を購入する場合、多くのアメリカ人は、代金決済時にクレジットカード情報をECサイト内の決済画面に直接入力することを嫌がります。 (中略) オンライン決済サービスというものがあります。これは、料金を支払う側と料金を受け取る側の間に介在するサービスで、購入先のサイトにクレジットカード情報を伝えることなく商品を購入できるのが最大の利点です。代表的なサービスに、PayPal、Stripe、中国向けのAlipay等があります。日本ではいまだにクレジットカード情報をECサイト内に直接入力するのが一般的ですが、世界の状況は違っているのです。
17track(http://www.17track.net)は、170ヶ国以上の配送会社と提携し、一括で追跡番号の状況を調べることができるサービスです。先ほどご紹介した日本郵便のWebサイトで調べるのが面倒という場合におすすめです。
商品説明はシンプルにわかりやすく書くということです。日本では、楽天市場に象徴されるように商品ページの説明書きが長く続くスタイルのものが多く見られますが、海外ではそのような商品紹介ページはほとんど存在しません。必要な情報を、必要最低限の言葉を使ってわかりやすく書く、ということを念頭に置きましょう。