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非エンジニアのディレクターでも知っておくべき最新のフロントエンド周りの技術の概要がわかりやすくまとめられている一冊。
コードまでは書けなくとも、知っておくだけで提案の幅は広がるはず。
フレームワークとライブラリの違い
両者の違いは、厳密には定義されていません。開発の現場では、区別しないで使われることが多いです。「機能が豊富なものをフレームワーク、少ないものをライブラリ」と呼んだり、「フレームワーク側からユーザが作成したコードを利用するのがフレームワーク、ユーザが機能を自由に呼び出せるのがライブラリ」と使い分けたりしており、区別は曖昧です。本書ではフロントエンド向けアプリケーションフレームワーク(React・Angular・Vue)を「フレームワーク」と呼び、他は「ライブラリ」と呼びます。
フレームワークは、「仮想DOM」と呼ばれる仕組みを使って、ページ全体を抽象化して集中管理します。そのため、フレームワークを使用しているとき、そのフレームワークを経由せずに直接ページ内の要素を操作すると、表示に不具合が発生する恐れがあります。特に事情がなければ、表示を操作するUIライブラリやグラフィックライブラリなどは、利用するフレームワークに対応しているものを推奨します。たとえば、Bootstrapを直接利用せずに、Reactは「React Bootstrap」、Angularは「ng-bootstrap」、Vueは「Bootstrap Vue」を選択します。
1. HTTPS または HTTPを使用
2. データをJSON形式で交換
3. URLでリクエストの対象データを指定
4.HTTPのメソッドで処理の種類を指定
これらのルールに従って作成されたWeb APIを [RESTful API]または[REST-API]と呼びます。GoogleやAWS(Amazon Web Service)など多くの企業が、REST-API を提供しています。
(中略)
「REST」は、システム間でデータ交換を行う際の原則論で、仕様ではありません。しかし、最近ではその考え方に影響を受けたWebAPIのことを、REST-APIと呼ぶことが多くなっています。本書でもRESTという用語をREST-APIと同義語として使っています。